舎堂・旧ベルギー領事館

地下鉄4号線の舎堂駅から歩いて5分ほど、こんなところにレンガと花崗岩でできた古い建物があるなんて、と驚かれると思います。1905年に竣工した建物は、もともとはベルギー領事館として南大門(ナンデムン)に近い会賢洞(フェヒョンドン)に建てられました。ウリ銀行本店(こちらもステキな建物で、きれいに保存されています)の後ろあたりにあったのですが、再開発のために1980年に一旦解体、1981年に現在の場所に移築されました。ウリ銀行の所有でしたが2004年にソウル市に無償で貸し出されることになり、現在はソウル私立美術館南ソウル分館として、さまざまな展示が行われています。

 

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ベルギー(中国語風に白耳義と表記)の全権委員Leon Vincart(レオン・ヴァンカールと読むのかしら?)が1900年に来朝、会賢洞に領事館を建てたと言われています。施工は北陸土木会社、設計は小玉が担当、1919年にベルギー領事館が忠武路(チュンムロ)へ移ると、建物は日本の横浜生命保険会社社屋として、また日本海軍関係の官邸としても使われました。1945年以降は国有財産となって(韓国?米軍?)空軍や海軍が使用、1970に商業銀行(現在のウリ銀行)に払い下げられました。
小玉って設計者名なのか会社なのかよくわかりません…基本情報及び以下の記述は、こちらのサイトを簡略して訳したものとなります。ご了承くださいね。

 


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建物の両サイド、1、2階とも周囲にベランダがあり、正面2階には細い柱が何本も立っています。

 

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このベランダに入ってみたいなあ

 


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面白いのは、その会賢洞の前にも貞洞(チョンドン)にすでにベルギー領事館があった言われていること。貞洞はさまざまな国の公使館が集まっていましたが、その中にベルギーもあったとか。

 


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中に入ると気持ちよいくらいホワイト一色。そのせいか空間がとても広く見えます。床や階段が木なので、歩くたびにぎしっ、みしっと音をたてます。こういうのっていいなあ。

 


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建物自体がとても美しいので、展示はそっちのけで建物をひたすら撮っている人も何人か見かけました。私もその一人。

 


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訪れたときには陶磁器作家の展示が。市立美術館南ソウル分館の情報はこちらにくわしくあります。

 


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入場料は無料。正面ドアをあけてすぐ右側には、こぢんまりとしたミュージアムショップを兼ねたカフェがあります。撮影も自由なのと、何よりも都会の喧騒からまったく(まわりはとても騒々しくてにぎやかですが)離れた静謐な雰囲気に包まれているのが魅力。舎堂に用事が、もしくは近くに行く機会があればぜひ足を運んでみてください。

 

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さて、こちらの旧ベルギー領事館にまつわる興味深いエピソードがあります。上の写真は古いはがきを販売するこちらのサイトから。どこだと思いますか?次回にお話させてくださいね。

 

 



 

 


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