大邱・啓聖学校ヘンダーソン館

大邱の西門市場(ソムンシジャン)近くにある啓聖(ケソン)学校(学校法人啓聖学園)は、1906年にアメリカの宣教師アダムスが創立したミッションスクールで、大邱で一番古い高校です。 1999年までは男子高校でした。啓聖は、“スピリチュアルビギニング”“神聖で偉大な始まり”という意味があるそうです。

 

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学校敷地内には時代を感じさせる赤レンガの建物がいくつもあり、その中のひとつがヘンダーソン館です。正面中央に八角の塔のようなものが二つあってアクセントになっています。

 

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つたに覆われた赤レンガの建物は3階建てのゴシック様式(建てられた当初は2階建て、1964年に増築)。1920年に啓聖学校第4代の校長としてアメリカ人宣教師ヘンダーソンが就任。彼はアメリカと同じような立派な校舎を作ることを目標にしていました。1928年、ブレア宣教師(東山に彼の居宅あり)はヘンダーソンの計画のために建設費を捻出、1931年に古典的な建築様式に現代感覚を取り入れた校舎建築に着手します。

 

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ヘンダーソンのもとで当時の学生たちが基礎工事を、上部工事は日本人左官と中国人大工が担当したといいます。中の壁色は緑と白で統一。間に黒のラインが引かれてとってもモダン。コントラストの強い緊張感のある空間なのですが、アールのきいた壁がやわらかさをそえていて全体的にとても落ち着いて見えます。

現在は校長室・教務室棟として使われているそうです。

 

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アイアンの階段手すりがなんともリズミカル。色のバランスも絶妙。普通の赤レンガの、韓国ではまあ古い学校なのねーと思ったら大間違い。学校建築(ミッション系の)はあまり興味がわかなかったりするのですが、見方によるのだなと実感した日でした。

 


 

※地図では“ヘントスン”になっていますが多分ヘンダーソンでいいと思います。
  

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