全州・旧中国人布木商店

こちらは蘇州街と呼ばれる、かつて中国人が多く住んでいた通りにある登録文化財第174号「中国人旧布木商店」です。全州の人気観光スポットでもある殿洞聖堂(チョンドンソンダン)をつくる際、中国から約100名のレンガ工がこの地にやってきて中国人通りが形成されました。

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現在は理髪屋さんと、印刷関係の店が入っています。建てられた年代はよくわかりませんが、殿洞聖堂が1908年着工、1914年竣工ということなので100年くらい経っているのではないでしょうか。

 

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ここで麻や木綿を売っていたそうです。こちらの建物については(ネット上で)確認できる資料がほとんどなかったので、詳しい説明はないのですが韓国語サイトを見ていると「上海の伝統的な建築スタイルを参考に建てられた」とあります。

おそらく石庫門と呼ばれる上海の伝統的民家建築のことを指しているのでしょう。石庫門は西洋建築の影響を受けたある意味「長屋」で、トイレや台所は共同です。上海の観光地「新天地」の近くにはたくさんありましたが、古いのはどんどん壊されていきました。石庫門建築がずらりと並んだものを弄堂、里弄と呼んでいました。この石庫門とそこに住む人たちの生活の様子を見るのが大好きで、アホのように街を歩いていたのを思い出します。とくに旧フランス租界地にあるのは里弄門構えもステキでフランス語が併記してあったりして、うっとりしたものです。こちらのサイトを拝見したところ、都市建築遺産として保存の対象になっているようですね。

 

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西洋建築の影響も大きく受けているので、アーチが多用されています。入口の上部に草花の紋様やメダリオンなんとなくローマテイスト、なんちゃってローマテイストですね。日本でもこういうのはたくさん見られますよね、いきなり下町の看板建築建物にメダリオン。この写真を見ているとハングルがなければ、中国にでもいるかのよう(大げさ?)

 

話によると、だいぶ老朽化しているため雨漏れもあるとか。韓国でこういった中華な古い建物はなかなか見る機会はありません。仁川の中華街にあるベランダ建築とともにぜひぜひ残ってほしいものです。

 

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