参礼・参礼揚水場

全羅北道(チョルラプット)完州(ワンジュ)郡参礼邑(サムネウッ)。1920年代に整備されたという参礼揚水場に足を運びました。揚水場のあった敷地は飛飛(ビビ)マウルという文化空間として生まれ変わり、その中にカフェと農家レストラン、そして登録文化財第221号に指定された参礼揚水場の機械室があります。

揚水場は、参礼と益山(イクサン)地域の上水源として整備された施設です。万景江(マンギョンガン)と合流する石塔川(ソッタッチョン、多分この漢字ではないかと)の近くに建てられたというので、その川と関係があるかもしれません。

 

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さて、参礼駅から徒歩で行く場合、駅を出て駅後ろへ向かって歩くと(適当ですいません)、このようなきれいに整備された道が現われます。

 

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しばらく進むと右手にこのような案内が見えてきます。登りきると大変広い敷地が広がっていて、高台から万景江を望むことができます。

 

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水関係の施設だと思います。水を貯めておくタンクでしょうか。これはいつ作られていつまで使われていたのかはわかりませんでした。

 

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「飛飛落雁(ビビナガン)」は高台にあるカフェです。店名の由来は16世紀に武人雀永吉(チェ・ヨンギル)が建てた東屋で、1998年に復元された飛飛亭から。今回は時間切れで飛飛亭まで足を運ぶことはできず、残念。
カフェについてはありりんさんのブログで中の様子などを見ることができます。

 

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カフェ「飛飛落雁」のある高台からこのような石段を下りて、揚水場の機械室へと向かいました。石段の両側に斜めに走る桁部分の石は、ゆるやかなカーブを描いて柔らかい印象。細部にこだわっていますね。階段脇には梨の木が植えられていました。1920年代、この階段ができた当時はどんな景色を見ながら人々は上り下りしていたのでしょう。当時は関係者くらいだったのかもしれませんが、近代化を思い切り自慢するような施設だったのでしょうね・・・

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階段を一段一段と下りていくと1920年代へと向かっているような、なんていうと大げさですかね。階段が良くて何度も振り返ってしまいました。

 

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かわいらしい赤レンガの揚水場の機械室。原型をよくとどめています。水道関連施設って小ぶりですけどデザインがとても凝っていて好きです。

 

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アーチ型の入口のガラスドアが空いていたので、ちょっと失敬。中は老朽化が激しいため、そっと近くにあるものを撮影してすぐに外に出ました。

 

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パイプの製造年を見ると1980年代のもあったので、その頃も現役の機械室として役目を果たしていたのかもしれません。

 

 

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室内はもわっとする湿気、かび臭さでいっぱいでした。いつのものともわからないミシンやちゃぶ台などが雑然と置かれていました。産業施設と生活用品が一緒にある空間はなんとも不思議な雰囲気を醸し出していました。

 

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ボロ好きとしては、こんなペンキの剥げ具合もいいなと思えて、役目を終えて錆ついた鉄の塊として歴史を語るオブジェに見えてしまうのでした。なお、こちらには「飛飛情」という農家レストランがあります。ありりんさんのブログを拝読して、そちらでお昼をいただきました。

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