公州・公州草花文学館

 

忠清南道(チュンチョンナムド)にある公州(コンジュ)。百済の2番目の首都として栄え、63年の間に4人の王様が都を治めました。2015年7月、公州市内にある公山城(コンサンソン)と宗山里(ソンサンニ)古墳群は、百済歴史遺跡地区のひとつとしてユネスコ世界遺産に登録されました。町はお祝いムードに包まれ、世界からも注目を集めています。

今回は公州の近代についてのお話です。1896年に忠清道南北分割によって、忠州(チュンジュ)から公州に忠清南道の監営(道庁に相当)が置かれました。監営に関しては1603年に遡るのが本当はよいのでしょうが省略します。日本統治時代には忠清南道道庁が置かれました。1932年に大田(テジョン)に道庁が移転するまでの36年間、忠清南道の中心的存在の都市となりました。移転の際は反対運動が盛んだったといいます。

 

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地図はこちらより。1928年の公州の様子です。現在の班竹洞(パンジュットン)と呼ばれるエリアで、地図中央に「道庁(庁は旧字体)」と見えます。当時は旭町と呼ばれていたようですね。

 

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写真はこちらより。鳳凰山(ポンファンサン)をバックに、真ん中にまっすぐと道がのびていて門らしきものが見えます。現在ここは公州大学師範学部付設高校になっています。敷地内には忠清南道の監営の遺物があります。

 

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さて、前置きが長くなりました。上の地図をよく見ると道庁の北側に「地方法院」とあります。法院とは裁判所のこと。今回紹介する「公州草花文学館」は、法院官舎として1930年代に建てられた日本家屋をリノベーションして、2014年10月にオープンした文学館です。

 

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ちなみに公州地方法院は1945年以降も、新しい庁舎が建てられてそのまま大田地方法院公州支院として機能し、庁舎は2012年12月に移転しました。現在の跡地にはどこかの研究機関が入っていました。

 

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写真はこちらより。公州地方法院、年代未詳。法院関係者だとしたら、この中のどなたかが官舎に住んでいたかもしれませんね。

 

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公州にゆかりのある詩人の羅泰柱(ナ・テジュ、1945年~)氏の詩作品の展示、関連資料の閲覧が可能。週末には詩人と一緒に詩を鑑賞する時間が設けられています。間取りをチェックするのを忘れてしまいました。部屋は大きく3つくらいでしたでしょうか。

羅泰柱の「草花」という作品は韓国の人に大変親しまれている詩です。

よく見るときれいだね
ずっと見てると愛らしく思えてくる
そして君もそうなんだ
(意訳です)

 

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後ろは鳳凰山、廊下の前は広い庭になっています。

 

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この家の面白いところがここ、この飛び出たモルタルの部分は何というのでしょう?ご存知の方いらっしゃいましたらご教示願います。

 

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中から見た様子。窓の外に窓があり、その間に植物や小物などを置けるスペースがあります。

 

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文学館は小高いところにあります。上から見た様子。この駐車場、昔はなにがあったのでしょうかね。

 

公州草花文学館
公州市班竹洞334-4
休館日:月曜、1月1日、旧正月、旧盆
041-881-2708

 

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