光州・ゲストハウス柊の丘

20世紀はじめ、全羅道(チョルラド)の木浦(モッポ)、群山(グンサン)を通って海外から宣教師がやってきました。彼らはキリスト教の布教活動を行うとともに、教育・西洋医学の普及に努めました。全羅南道(チョルラナムド)の光州(クァンジュ)市楊林洞(ヤンリムドン)は、アメリカの宣教師の活動中心地として知られ、彼らが住んでいた家、教会、学校が集まっており、光州の近代化を象徴する場所です。最近はアーティストや町づくり運動をしている若い人たちが集まり、文化発信地としても注目を集めています。

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タヒョンタバンという無人カフェです。楊林洞内の文化イベントや展示などの情報がこちらで得られ、町の顔的な存在です。

 

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たまに人がいると、町案内もしてくれるみたいです。

 

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タヒョンタバンを通り過ぎてちょっとした上り坂を進むと、レンガの家が何軒か見えてきます。大きな木が生い茂る心地よい緑の空間。こちらは樹齢200年以上の柊(ヒイラギ)の木が自生していることから柊の丘と呼ばれ、宣教師たちが緑を愛し家を建てて暮らしていた場所です。いくつかある宣教師の家のひとつが、ゲストハウス柊の丘という名前のゲストハウスとして開放されています。

 

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調べてみるとニュースマ宣教師が住んでいた、とありますが詳細はわかりませんでした。ゲストハウス柊の丘は、2015年2月にオープン。築70年以上の家をリノベーションし、1階に5部屋、2階に2部屋あります。シャワー・トイレ・キッチンは共同で、キッチンにはコーヒーとパンがあり自由に食べられるようになっています。

 

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キッチンの大きなガラス窓の向こうは緑。とても開放的です。

 

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1階のシングルルームは一泊40,000ウォン。

 

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こちらも1階でツイン。部屋についての情報はこちらをご参考に。
予約に関してはフェイスブックAirbnbなどを参考されてください(ともに韓国語)。今回シングルルームをブログ経由で予約しました。オーナーのご好意でツインに泊まらせてもらうことになりました。

ゲストハウスですから、当日の宿泊客によって環境がだいぶ左右されます。団体が夜遅くまで外でおしゃべりに花を咲かせるということもあります。午後3時ごろにゲストハウスに到着したら、オーナー不在で女性が3人キッチンでおしゃべりしていました。スタッフなのかどうかわからないまま私たちは帰りますといなくなってしまい、私1人になりなんとなく焦りました。貴重品は自分で持っていれば大丈夫かな~という感じです。旅の疲れでまどろんでいると、オーナーらしき男性がやってきて、基本的なことを説明してくれました。共同シャワー・トイレにはシャンプー類(韓方シャンプー)、歯磨き粉、タオルは2、3枚もらえます。

 

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2階にはこんなテラスもあります。

 

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ゲストハウスの裏にはウィルソン宣教師私宅があります。こちらは1927年に建てられたと伝わる光州で一番古い西洋建築。ウィルソン宣教師は、1904年にユージン・ベル(韓国で有名な医療支援団体であるユージンベル財団の基礎を作った人物)宣教師とともに光州にやってきて、1909年にハンセン病患者のための病院を作りました。その病院は1930年に全羅南道の麗水(ヨス)に移転して愛養院と改称、1945年~1960年代はじめまで多くの患者をケアしたといいます。ちなみに愛養院とともに建てられた教会は登録文化財第32号に指定されています。

 

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建築好きとして、すぐ後ろにウィルソン宣教師の建物があるのかと思うとちょっと興奮してしまいました。ゲストハウス自体も大変センスよくリノベーションしてあり、好感が持てました。

 

 

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朝は、登録文化財第152号指定のユージン・ベル宣教師記念教会をさっと見て、

 

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登録文化財第158号指定のスピアホールを簡単に外観のみ見学しました。この日は羅州へと向かうため、スピア女学校をゆっくり見られなかったのが心残りです。また訪れたいと思います。

 

 

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