木浦・旧日本領事館②

木浦・旧日本領事館① 続きです。建物中の様子と、建物の後ろにある防空壕や蔵について少し。ちなみにリニューアル前の建物の様子を知ることができるリンクを貼っておきます。こちら

 

 

旧日本領事館は木浦近代歴史館本館として一般公開されています。入場料は無料。

 

 

悲しく恥ずべき歴史だが価値のあるものは価値のあるものとして認めて保存していく、というような説明が比較的多く、正直びっくりしました。

 

 

 

展示は、“木浦鎮として出発する”“開港場として再出発する”“抵抗の最前線になる”“外来文化が伝わる””大衆文化の時代”“万歳運動一緒に参加しましょう”の6つのセクションで構成されています。

 

 

 

 

日本統治時代の生活用品も数は多くないものの、展示があり興味深いです。

 

 

外に出ました。

赤レンガとスモーキーな水色の組み合わせが個人的にとても気に入っています。それでは建物の裏に回ってみましょう。

 

 

こちらも水色に塗られていますね、防空壕です。木浦府庁書庫とともに2014年4月に登録文化財第588号に指定されました。整備されて今は中に入ることができるようになっています。防空壕は第二次世界大戦のとき、韓半島での地上戦を想定して韓国のあちこちに作られました。ソウルですと慶煕宮内のものが知られており、市内の公園でも多く発見されています。済州島、光州などは見学できるように整備してあるところも。

 

 

白い人形があってびっくりしました!暗がりの中、ある地点を通過するとライトアップされ音が出てくるので本当にびっくりしました(笑)こちらの防空壕は1944年から1945年の間に作られたと推定されています。儒達山の一部を削るような形で、長さは約85m(2014年以前の看板には82mとありました)、外に通じる扉は3ヶ所あります。

 

 

 

同じく登録文化財に指定されている書庫です。旧領事館が木浦府庁だった頃に書庫として作られたといわれています。1910年以降に建てられたとあって、いつのものかはちょっとよくわかりませんでした。

 

 

書庫のすぐ横には、奉安殿と呼ばれる神社参拝のための建物があったそうです。この階段(つまり奉安殿の裏手)はどこへと続いていたのでしょうか。

ところで、気になることがひとつあります。木浦府庁編『木浦府史(1930)』には、木浦図書館の紹介があり、

-木浦図書館は大和町二丁目一番地木浦府庁構内に在り、金清閣を以って充用す。金清閣は大正十五年十一月開港三十年記念の為め、朝鮮棉業共進会並に全羅南道物産共進会開催に當り、協賛会の設備したる迎賓館にして、初め女学校西方の厳角に建てられしを昭和三年二月現在の地点に移されしものとす。眺望に富み、夏季最も宜し-496ページ

 

『木浦府史(1930)』よりキャプチャー。この高床式?的な造りが気になります。写真ではそう見えます。大正十五年ですから共進会は1926年、図書館ができたのは1928年。木浦府庁構内というのはこの旧日本領事館の敷地ということでしょうか?

 

共進会やこの建物のことについては、時間があるときにまた調べてみたいと思います。

 

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