簡単にですが参礼の街並み写真を。現在の全羅線参礼駅は2011年6月に開業した新駅舎で、その約50m離れたところに旧駅舎があります。現在は「世界井戸茶碗美術館」という美術館になっています。井戸茶碗は、高麗茶碗とも言われ16世紀ごろには日本にも伝来した陶磁器の一種。高い高台を持っているのが特徴なのだそうです。旧駅舎は元々1914年に開業した駅ですが、ネットからはその当時の写真は見つけられませんでした。現在あるのは1997年に建てなおされたものです。
さて、旧駅舎からのびるメインストリートのような通りがまっすぐで、大変気持ちがよかったです。この道は1914年に作られたものなのだろうなあ(参礼駅路と呼ばれています)。
駅前にあるかっこいいパンアッカン(精米所)
この通り沿いには状態のいい古い家が目立ちました。十字路の角に位置する半切妻屋根の家も立派だったのではないかと思います。空き家でテナント募集中でした。全羅南道(チョルラナムド)の羅州(ナジュ)にある旧黒住猪太郎住宅のようなスタイルです。中央手前の石階段部分とその上のガラス部分は後につけたものかと思われます、その横に見える玄関のようなところと右側の部分は、後からつけたものだと思います。日本家屋の玄関の位置とその後の改築(韓国人が住むため)の関係も知ると面白いのだろうな。
こういうのを見つけるともうとってもうれしくなってしまうのですが(笑)
ちょうどこの家の扉を開けて入ろうとしたハルモニがいたのですが、話しかけてみようかと思うも時間もないのでスルー。
一部は取り壊され工事中でした。この家のスタイルも大変面白い。
古い市場がありました。中には入りませんでしたがそこだけどっしりとした闇で覆われているといいますか。駅前通の大きな交差点にあった在来市場で、その後ろにこのような住宅街が。おそらく再開発されるのではないでしょうか。
今回の参礼散策の中で一番気に入った家です。この玄関は現役なのか気になります。それにしてもぴったりと作りましたね(笑)
参礼駅路と平行して後亭路(フジョンノ)という通りがあるのですが、この通りに好みの建物がぽつぽつありました。この家屋の面白いのは、向かって左側に韓屋がついていることです。
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韓屋部分はいつつけられたのか、とにかく変わった家です。和韓折衷ってあんまり見ないので。

お気に入りの家の隣にあった家。