釜山・旧百済病院

今年春、釜山に行きました、おそらく2013年3月、日本に完全帰国するときに立ち寄った以来だと思います(おそらく。もしかしたら行っているかも?!)
早いもので4年の月日が経っていました。釜山の旧市街地(釜山駅周辺)に残る歴史的建造物、その地域に住んでいた人々の生活の様子を振り返る探訪コースや施設がいつのまにか整備されていて驚きました。

今回も時間がなかったので本当にさっと見て回る程度でしたが、ここに記録としてアップします。しばらく釜山にお付き合いのほど。

まず行きたかったのが、釜山駅前にある旧百済病院です。


 

1927年2月、赤レンガ造りの4階建てとして建てられました。同年12月に地下1階、地上6階建てが増築、こちらが本棟となり初めに建てられた棟は別棟(入院病棟)となりました。

 


 

1972年に火災が発生し撤去の話が持ち上がりましたが、1975年5月に棟を合わせて残ることになりました。側面から見ると、二棟が合わさっているのがよくわかります。

百済病院は1922年8月、崔鏞海(チェ・ヨンへ)という人物が建てた釜山初の近代式個人総合病院です。1924年に医師を増やして内科、外科、小児科を新設し、“エックス光線(レントゲン撮影機)”を購入し、百済医院から百済病院に改称したと1924年1月27日東亜日報にあります。行旅病人(行き倒れの身元不明病人)の死体を使った人体標本が5階にあるという噂が広がり外来受診者が激減、経営難に陥り1932年に閉院。

 


 

その後蓬莱閣という中華料理店、暁部隊(海上輸送など海にかかわる陸軍、朝鮮半島には釜山と羅津に支部があったそうです) の宿所、結婚式場、1947年からは中華民国領事館、臨時大使館などが入っていたそうです。

その後は雑居ビルとしていろいろな店が入っていました。いつから空きビルになったのでしょうね。

 


 

 


 

4年前に訪れたときは緑色のネットに覆われており、老朽化が激しいため撤去危機にある状態でした。2014年の秋ぐらいでしたか、撤去反対の声があちこちから上がり、最終的に2014年12月に登録文化財第647号に指定され、建物は残ることとなりました。よかったよかった。

そして2016年の春、ブラウンハンズというデザイン家具メーカーがここにカフェをオープン。ブラウンハンズはソウル道谷洞、また馬山(マサン)のバス整備場だったところをリノベーションしたカフェなどを運営しており、建物の古さを生かした空間づくりを得意としています。

百済病院が残されることになり、このようなおしゃれな空間に生まれ変わったので、私のまわりの近代建築好きたちは大変喜びました。

 


 

どこを撮ってもそれなりの写真が撮れます。

 


 

照明の具合もとてもよかったです。

 


 

時間がなかったので、写真だけ撮って(失礼!)その場を後にしました。
同じ1階にはあのおしゃれなマッコリで有名な福順都家(ポクスントガ)のお店が入店するとお知らせがありました。

 


 


 

 


 

2階より上が今後どんなふうに使われるのか気になります。

 

 

4 Comments

  1. 古石場
    2017-08-07

    liumeiuruさんこんにちは。暑い日が続きますがお元気ですか。
    釜山の旧百済病院、私も昨年の8月に行きました。確かな所在地がわからずただ釜山駅の向正面あたりという情報をたよりに行ったものですから、暑い中坂道を上り下りして、ようやく見上げるようにしてこの建物に出会った時には、とても感激したことを思いだしました。昨年8月時点では別棟の方はまだ内部は廃墟だったような気がします。
    この建物の斜め前にある海鮮食堂?のお店も、入母屋造りが立派な緑色の屋根の敵産家屋ですよね。
    今月の25日からまた韓国に仕事で出かけます。ソウルに行った後、釜山と大邱を回る予定です。時間がないんですが、釜山では文化共感水晶、(liumeiuruさんご紹介の領事館近所の草梁洞日式家屋は、地図で見る限り巨大開発で消滅しちゃった?)大邱では北城路工具通りの三徳だけは訪ねたいなと思っています。
    いつもながらliumeiuruさんの情報をとても興味深く閲覧させてもらっています。次回以降も楽しみです。

    返信
    1. liumeiuru
      2017-08-21

      古石場さん

      こんにちは、サイトのコメント欄のチェックを怠り、返信遅くなりました、すみません。
      去年に行かれたのですね。釜山駅の前の山に広がる町、坂道激しいですよね、一昨日歩きましたが心臓(?!)が痛くなりました。
      病院前のお店の緑色の屋根、立派な家ですよね。

      ちなみに草梁洞日式家屋だけ残すようにしてまわりの開発が進んでいました。私も最初みたときにまさかあの家が壊されている??と非常に驚きました。
      拙ブログは情報サイトとしてはかなり不足なのは否めません(記録サイトなので)が、少しでもお役に立てれば幸いです。
      25日から韓国にいらっしゃるとのこと、お仕事の合間に訪ねたいところを訪ねられるとよいですね!!

      返信
      1. 古石場
        2017-09-05

        liumeiuruさん こんにちは

        8月27日に釜山、28日に大邱に行ってきました。仕事での訪問で現地社員との同行でしたので、個人的な趣味の時間は各々朝日の出(5時40分位)から集合時間の午前9時まで。それでも結構見たい所は回れました。

        釜山ではliumeiuruさんの残ってますよとの情報のおかげで、諦めていた草梁洞日式田中家屋を見ることできて本当に良かったです。

        大邱では北城路を歩きました。お目当ての三徳や工具博物館等どれもたいへん興味深い街並でした。もう少し南に進んだ近代歴史館から華僑協会の辺り、鐘路というのでしょうかチン通りというのでしょうか、とにかく現代百貨店裏の辺りも戦前の民家が残る趣のある街並でしたが、再開発寸前という感じがしました。

        早朝の訪問で外から眺めるだけというのが心残りでした。またいずれゆっくりと再訪したいと思います。
        11~12月にはやはりまた仕事で大田に行く予定です。

        返信
        1. liumeiuru
          2017-09-11

          >古石場さん

          ご覧になりたいところを回れてよかったです!
          大邱のチン通り、趣のある街並み、おっしゃるとおりですね。
          再開発でなくなる前に、また歩いてみたいですね。

          大田!!またお話聞かせてくださいませ。

          返信

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