釜山・文化共感・水晶(旧貞蘭閣)


もう二年も前のことなのですね、釜山市東区水晶洞(スジョンドン)の文化共感・水晶を訪れたのは。貞蘭閣(チョンナンガク)という料亭がリノベーションを経て、2016年6月に文化共感・水晶というカフェになったと聞いてずっと行きたいと思っていました。建物は1939年に釜山(地方)鉄道長の官舎として建てられたと説明するサイトもあるようですが、釜山府会議員に連続当選もした小原為という実業家が建てたものだそうです(文化財庁のサイトには1943年とありますね)。
いつもお世話になっているこちらによると、水晶洞には鉄道官舎村があったそうです。そのうちの一棟だけが残っているとのこと。

門をくぐると存在感のある木造建築があらわれました。これまたよく建てたなあと思いながら、玄関のたたきで靴を脱いで入ろうとすると、中で休憩していた(いるように見えた)女性二人があわてて出てきて私たちを止めようとするではありませんか。







「もうすぐしたら撮影があります。とても有名なアーティストのミュージックビデオ撮影なので今日は誰も入れません。撮影のためのいろいろなセットもあるので危ないので今日はお帰りください。」
と言うではありませんか。とても有名なアーティスト??とにかくその大物さんが来るのは30分後。いつものやり方で、この建物を見るためだけにわざわざ韓国に来たので、10分だけでも見せてくれないか、ぱーっと写真だけでも撮らせてもらえないかと懇願しました。

ちなみにこちら、映画『将軍の息子』、『犯罪との戦争:悪い奴らの全盛時代 」』のロケ地としても知られています。ハ・ジョンウとこの家のシーンはうっすらと覚えています。やくざというと日本家屋、というイメージですね。
群山の広津家屋、釜山の文化共感・水晶、そして東莱別荘ですかね。







スタッフの二人は始めダメの一点張りでしたが、この建物の管理をしている方、つまりオーナーさんがちょうどお昼を食べ終えて戻ってきました。その方にお願いをすると、今日は撮影で貸切なので本当はスタッフの意見を受け入れなければならないが、せっかく来てくださったのだから、15分くらいで案内してあげましょう、と言ってくださいました。
急いでの撮影なので写真があまりありません。










写真左側のレリーフ彫刻(メダリオン?)が目を引きます。そのすぐ下の木は戸袋?煙突がありますね。これは1階をオンドル部屋に改造したときに造られたものだと思います。







こういう細かいところに気を取られて、全体を撮るのを忘れてしまいました。















オーナーさんの説明によりますと、敷地の半分くらいを売却したとのこと。あの壁の向こうもそうなんですよ、と。庭はきっと広かったのかなと思います。







二階の部屋は撮影機材がたくさん置いてあって入ることはできませんでした。床の間、付書院、欄間などが見えました。廊下は午後の日差しが入って大変明るかったです。冬は廊下はとても寒そうですが。







大物歌手って誰だろう、と気になって後で調べてみたら、これでした。
IU(아이유) _ Through the Night(밤편지)







ネイバーの地図で周辺をチェック。おそらくこの家などが鉄道官舎かなあと推測。後ろにちょこっと石垣が見えます。おそらくその場所にも官舎があったのではないかなと。地図を見ると扇状になっていて面白いですね。ジェゴン(再建??)釜山教会もとても気になる外観でした。

次に訪れる機会があったら、伝統茶を飲みながらゆっくりしたいですね。



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