天安・ところどころ その1


天安(チョナン)と聞いてどんなものが思い浮かぶでしょうか。
韓国のサービスエリアでは必ず売っているホドゥグァジャ(クルミ饅頭)は天安の名物ですし、独立記念館も有名です。天安バスターミナル付近には新世界デパートやアラリオギャラリー天安、おしゃれなカフェやレストランが並びふらっと入るのも楽しいです。かなりローカルなことを言うと「トゥージュール」という地元パン屋があり、早朝に半額セールをする支店もあって、長蛇の列はちょっとした名物となっています(支店はいくつかあります。お店にまつわるエピソードも大変面白いので興味あればぜひウィキを)
以前は義母が天安に住んでいたのでちょくちょく遊びに行っていたものの、いわゆる新市街地で天安駅周辺を訪れる機会はありませんでした。

自分にとっては身近な天安、ただまち歩きの対象としての意識はなかったです。
2019年の夏、天安駅近くには鉄道官舎が数棟残っており、再開発によりいつなくなるかわからないという話を聞きました。それと、かつて栄えたという市場の建物もいつなくなってもおかしくないので、一度見ておくのもよいだろうと(←結構長い間保留になっているそうです)。鉄道官舎をメインに、旧市街のところどころを歩くことにしました。







天安には在来市場が6つあり、現在は天安駅からほど近い公設市場が栄えています。こちらの自由市場は公設市場より北にあり、1969年にオープン。天安で最も古い在来市場です。







1990年代中盤くらいまでは大変栄えていたそうです。近所に大型マートができたことや、2007年に発生した火災、そして建物の老朽化によりいつのまにか廃墟のような場所になってしまいました。







ガラクタ屋さんといいますか、とりあえずモノは集めておく系統の、主人のひととなり(?)が見えそうなお店は大変好物です。この日は9月も半ばだというのに歩いていると汗ばんでくるような陽気でした。自由市場の建物群は廃墟化しているのにもかかわらず、こういったところがあると少しほっとします。








個人的にこの自由市場が大変気に入りました。看板や佇まいが大変好みでした。







鉄道官舎は、天安駅から約1キロ離れた文城洞(ムンソンドン)という町にあります。近くというには少し遠いのかな?




周りに学校が集まっており、そして電話局(KTという会社です)があります。コンクリートの壁で家はぐるりと囲まれていますが、昔はそうではなかったと思います。緑にあふれた庭はとても広くて心地よさそうで、住み手のゆとりある豊かな暮らしぶりが伝わってくるようでした。







この鉄道官舎はあまり知られていないそうで、インターネットの検索ではまず関連記事が出てきません。ただ、再開発でなくなるニュースは見ました。建物をとても大切にしている様子が感じられたので少し残念ではありますが、時代の流れですね。







次に向かったのは、韓国仏教太古宗のお寺である天王寺(チョナンサ)。1952年に造られたという忠魂塔を見るためです。このような忠霊塔は韓国国内で例があるのでしょうか、気になります。







忠霊塔というには中に何か収められている感じがして、鉄の扉を開けたくなっていまいます。半円の窓が二層、三層の部分についています。こちらは日本統治時代に神社だった、納骨堂があったという話があります。寺の納骨堂だったかもしれないなとなんとなく思うもののなにぶん資料が少なすぎますね。おそらく天安市歴史文化研究会やら文化院に聞いてみれば詳しいことがわかるかもしません。以前は天王寺ではなくテフンサ(大興?)だったというニュース記事も見ましたがどうなのでしょうねえ。







近くにあった劇場ぽい外観の建物。このあたりは文化洞(ムンファドン)というのですが、昔は大和町と呼ばれていました。1946年に町名が変更されました。







真昼の旅人宿街を歩きます。天安の魅力を感じる町あるきはまだまだ続きます。

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