2013旧正月・景福宮など

韓国ではお正月は旧暦で祝います。2013年は2月10日の日曜日が1月1日にあたり、土曜日に人の少なくなったソウルを散歩することにしました。まずは私の好きな街、貞洞(チョンドン)。 交通量も大変少なく、にぎわっているのは王宮をはじめとする観光地くらい。とっても静かなソウルの中心部、こんな機会はめったにありません。いつにも増して静かな貞洞は、私のためだけに存在しているのではないかといっても大げさではありませんでした。

 

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ロータリーにある貞洞第一教会(1895年)は、アメリカ人宣教師アペンゼラー によって建てられた上品な赤レンガの教会。韓国で初めてパイプオルガンが設置されたということでも有名な場所です。

 

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今回の目的は、旧ロシア公館にある高宗が出入りしたかもしれないという秘密通路の入口の確認。けれどもよくよく調べればどうやら違うらしいとのこと。それにこの日は旧公使館の建物の周りは雪に覆われていて何も見えませんでした。 それでも澄んだ冬の青空はどこまでも美しく、旧ロシア公館の白い壁とのコントラストがとても素敵でした。復元事業の際に白く塗られたそうですがね…

 

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正確な場所をご案内できずに申し訳ないのですが(光化門近く正確な場所は今忘れてしまいましたが、ツインツリータワーの裏あたりでしょうか)に気になる古い韓屋と日本家屋があり、また行ってきました。このあたりは李氏朝鮮時代に多くの学堂があったことから中学洞(チュンハットン)と呼ばれています。ランスキー先生(キム・ランギ氏)のブログの資料(韓国語、PDFファイル)に詳しいことが書いてあります。ここにはかつて清渓川の支流の一つである中学川(チュンハッチョン、三清洞川)が流れていた場所でもあります。

 

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1907年ごろの中学川の様子です。遠くに見えるのが東十字閣、景福宮の東南に位置する宮廷の望楼です。三清洞に向かう際に、これぽつんとあるなあと思われた方も多いのでは?元々はこの望楼まで王宮の石垣があったそうです。ちなみに西十字閣は日本統治時代に道路拡張のため1920年に撤去されてしまってありません。中学川は1957年に道路拡張により埋め立てられましたが、2009年から一部復元作業が始まりました。完全復元ではなく、ここに川が流れていたとわかるような作り。写真はこちらのブログでどうぞ。

 

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韓屋の奥には、コリアンミントグリーン一色の日本家屋があります。韓日翻訳という翻訳会社の事務所らしいのですが、なんとも異様な雰囲気。でも超一等地であることは間違いありません。

 

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次に向かったのは景福宮。旧正月は王宮の入場料が無料になりますが、この日は韓服を着ての入場であれば無料。鮮やかな色の韓服を着た人が多く、朝鮮の美というものを肌で感じることができました。今回の目的は、景福宮の最も北側に位置する(こちらの図の14番)集玉斎(チボッチェ)。 この建物、前に見た記憶ないよなあと思えばそれもそのはず。王宮にある4つのうち北にある神武門も含め、大統領官邸に近いことから警護上の問題で1971年に非公開となり、45年ぶりの2006年に一般公開されたところなのです。光化門からはかなり歩きます、疲れました。

 

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集玉斎は、李氏朝鮮第26代の王高宗の書斎で外国使臣接見所としても使われました。

 

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向かって左側の八隅亭(パルジョン)は八角楼閣で、中国風の装飾が施されているのとガラスが使われているのが目を引きます。八隅亭、集玉斎、協吉堂が渡り廊下でつながっているという珍しい構造と…

 

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集玉斎はレンガ作りというのがとっても面白いですね。中国風の飾り窓もグッド。本当の窓ではなく飾りというのもポイントです。ちなみにこの後ろは警備の方がいて、注意されてしまいました!

 

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三清キルにある金融研修院の敷地内には、機器局飜沙廠(ポンサチャン)が残っています。近代型の武器を製造、修繕、保管するために1884年に竣工した建物で、中国と西洋の建築様式がミックスされたレンガ造りが大きな特徴。中国人の設計とも言われています。韓国に残る中国風建築物というのも、建物見物欲を刺激しますね。

 

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ポンサとは、爆発するときに天地が振動する音が鳴り、真昼のように明るく輝くという意味であると北村(プッチョン)紹介のブログにありますが、どうなのでしょう?それと「サ」の漢字が沙・莎・砂と表記がいろいろで、どれが本当かはわかりません。 日本統治時代には細菌実験室として使用されたことも…(ホントかな~)

 

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今回二回目の訪問。二月の新大統領就任に向けて人事の引き継ぎが行われているとのことで、出入り口には警官がたくさんいました。 受付でパスポートなどの身分証を提示すれば基本的に見学が可能ですが、この日は身分証を預けたうえ、三人の警官つき。といってもものものしい雰囲気ではなく、建物が好きなんだねえ、韓国語うまいねえとゆるい会話をしながらの見学でした。

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