忠正路・忠正閣

地下鉄5号線忠正路(チュンジョンノ)駅9番出口を出るとすぐ右に入る路地があり、少しまた右に入るとレンガ色の立派な洋館が見えてきます。こんなところにこんなのが!と驚く建物の一つです。
1910年ごろに建てられたものと推測される建物は、現在忠正閣(チュンジョンガッ)というギャラリー兼イタリアンレストランになっています。店がオープンする2007年までは、一般住宅として人が住んでいました。ちなみに現在のオーナーはこちら

 

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ギャラリーの様子。

 

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建物が位置する忠正路3街360-22は、日本統治時代は竹添町3丁目360番地。この土地の所有者は記録によると、R.A.マッキーレンとなっています。彼は1899年漢城電気会社の電気技師としてやってきたアメリカ人で、1910年以降この建物に最初に住んだ人物と推測されています。
北側にタレットと呼ばれる九角形の小さな塔があり、ポーチが設置してあるスタイルが同時代に建てられたセブランス病院やヨンドン教会と特徴が似ていることから、カナダ人建築家ヘンリー・ボールド・ゴードンによる設計ではないかと言われています。現在の建物は、1930年代の家屋帳に記帳されている日本人たかまつりゅうきち、もりたつお氏のどちらかが増改築したときのものです。

 

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庭のところどころに、和風の石灯篭らしきものが。

 

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ワインボトルの空瓶が積みあがった、ある意味オブジェ。

 

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この日は朝早かったので中は入れませんでした。夜はとっても雰囲気の良いイタリアンレストランだということです。あたたかくなると蔦の葉が建物を覆います。おいしいのかな、気になります。

 


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「映像記録ソウル、時間をいだく」というプログラムの映像があったのでのせますね。
忠正閣の周辺は、今にもつぶれそうな古い韓屋や日本家屋、狭い路地があって雰囲気もとっても素敵です。けれどもこのあたりも再開発の波が押し寄せていて、数年後にはごっそりなくなっているかもしれません。忠正閣はその歴史的価値や近代建築としての価値が高いと思うのですが、文化財等には指定されていません。
ところで残念なのが庭。おしゃれなイタリアンレストランではありますが、入口から店への庭の手入れがちょっと、いやかなり雑。時期になればきれいになるのかしら?

 


   

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