聞慶・加恩駅

慶尚北道、韓国のほぼまんなかに位置する聞慶(ムンギョン)は、朝鮮時代に作られたソウルと地方を結ぶ峠の道があり、観光地として有名です。1920年代、日本でアナーキスト金子文子(1903~1926)と共に不逞社を結成し、その後民団の初代団長も務めた朴烈(パク・ヨル、1902~1974)の生まれ故郷でもあります。金子文子のお墓があるので過去2回訪れました。なので私にとっては親しみのあるところです。

聞慶はかつて石炭の産地として栄えました。現在炭鉱は全て閉山になっていますが、そんな歴史を伝える石炭博物館があります。今回ご紹介するのは博物館近くにある、1955年に開通した加恩線の最終駅。恩城(ウンソン)炭鉱があったので恩城駅と呼ばれていましたが、1959年に加恩(カウン)駅に改称されました。

 

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こちらの写真は2011年10月ごろの写真。ひっそりとたたずんでいて最初は通り過ぎてしまったほど存在感がありませんでした。オリジナルはどんな色だったのでしょう、気になります。古い簡易駅はだいたいこの色で塗ってあります。

 

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2012年11月に訪れたときの写真。再びライトグリーンに塗られてきれいにはなりましたが、おどろいたのは駅舎まわりの整備具合。駅のまわりはきれいな更地になって公園を作る計画があると看板にありました。駅舎は2006年12月に登録文化財第304号に指定されています。

 

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2004年に廃線になった加恩線は、レールバイク(線路の上を走る自転車)の新たなコースになるべく工事がすすんでいました。廃線をレールバイクとして活用する例は韓国でも多く見られ、韓国では江原道(カンウォンド)の旌善(チョンソン)レールバイクが有名です。ひそかに元祖は聞慶なんですって。
 
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1940年代の頃、恩城鉱業の事務所をある高官級の人たちが訪れたときの写真。左の日の丸らへんに見えるのは鳥居でしょうか??こちらのブログから。

 

 

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加恩エリアを車で走っていて見つけた物件。加恩醸造場と書いてあります。どんなお酒をつくっていたのでしょうか。現役ではないっぽいです。

 

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山々に囲まれた何にもないところにぱっといきなるある日本家屋。人の気配はしませんでしたが、営業しているのでしょうかね。

 

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広告がひどすぎるの件。

 

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2回目の聞慶はちょっと冴えない旅になってしまったので、時間があればまた行ってみたいですね。
甘く見ていたため人がいっぱいでレールバイクに乗れず、気に入ってるドラマをチムジルバンでだらだら見てたら温泉コーナーがしまって入れず(聞慶は泉質の異なる二つの温泉が同時に楽しめるというのに!)、食べ物も豆腐鍋頼むも子どもらも食べるので赤くしないでくださいといったら、淡泊すぎてイマイチだったという。

 

 

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