漣川・給水塔

韓国には登録文化財に指定されている給水塔が5つあります。そのうちの一つ京畿道(キョンギド)の漣川(ヨンチョン)駅前公園にある給水塔は、1910年に着工、1914年に開通した京城(現在のソウル、龍山)~元山(ウォンサン)間を結ぶ京元線の中間点ということで、蒸気機関車給水のために作られました。
タワータイプとボックスタイプの二つが並んでいます。
静かな静かな田舎の駅、訴えてくる歴史の重さ。梅雨の間の暑いある日の夕方、北緯38度6分6.18秒。このような風景の中に自分がいることが夢のようにも思えてきます。

 

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1948年、北朝鮮側が軍事物資を韓国側に輸送するために貨物用ホームを作りました。そのホームはまだ残っています。漣川駅の施設関連はかなり破壊されたのですが、給水塔は残りました。タワータイプは高さ23メートル。銃弾跡がたくさんあるとのことですが、この季節は蔦に覆われて見えません。蔦が枯れたときの塔の姿は…痛いだろうなあ。

 

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筒型の塔は大変フォトジェニックでよろしいのですが、興味を覚えたのがこちらのボックス型。頑丈なセメントブロックを積んでできている強固な給水塔は、保存状態がとっても良好。

 

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銃弾跡がいっぱいです。あの水色の窓の木枠は100年の歳月が流れているのでしょうか。

 

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一体中はどうなっているのでしょう。

 

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というわけで、鉄扉とアーチ型の枠の間にカメラを入れてみました。あえて撮影はしていませんが残念ながら中の壁にはヤンキー系落書きがありました。地面からはパイプが2本のパイプが出ていているとのことですが、ある時代に何かしらの役目をもっていたであろう部品が散乱しているのが見えました。

 

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鳥がかわいかったのでアップ。現在の駅舎は1958年に再建されたものです。漣川駅へは東豆川(トンドゥチョン)、もしくは逍遥山(ソヨサン)駅から京元線に乗ります。
 

  

2 Comments
  1. 今の季節は蔦の緑が綺麗ですね。先月の訪韓中に移動中のバスから給水塔を見かけて撮りたいなぁと
    思っていたところです。今度、11月に行った時には銃弾の跡が痛々しい姿を撮影しに行ってみたいと
    思います。かなり北に近いですが、ここまでは普通に行けるのでしょうか?

    • sucさん
      コメントありがとうございます。そうですね、この季節つたに覆われたきれいな給水塔を見ることができました。駅に降りた途端見えてくる給水塔、とても印象的でした。11月にもし痛々しい姿をカメラに収められましたら、ぜひ見たいものです…
      アクセスですが、地下鉄1号線[+京元電鉄線)で東豆川か逍遥山という駅まで行き、そこから京元線に乗り換えて漣川駅まで行くことができます。

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