永同郡・秋風嶺駅給水塔

大邱を出発して韓国の中央部を横切りながらソウルへ向かう途中、秋風嶺(チュプンリョン)駅給水塔を見るために忠清北道(チュンチョンプット)の永同郡(ヨンドングン)秋風嶺面へ。永同郡は韓国でも有数のぶどうの産地で、青々としたぶどう畑が広がっています。山々にぐるりと囲まれていて、その山並みの美しさといったら!
 
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秋風嶺駅は、ソウルと釜山を結ぶ京釜(キョンブ)線の駅の中で最も標高の高いところに位置。そんなに標高の高さを感じなかったのですが、それは車ですーっと楽に来たからなのか。うーん、たとえば長野の山に来たような、あの山に来ている感、うまく伝わらなくてもどかしい。

ここが秋風嶺 雲も休み 風も眠ってゆくという 秋風嶺峠

1965年発表のナム・サンギュという歌手の歌謡曲があるのですね。

駅は1905年に開業。現在の駅舎は2003年に建てられたもので、ムグンファ号という列車が一日十数回停車するとっても小さな駅です。給水塔が見つかるも、そこに行くまでが大変!

 

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見えているのになかなか近づけません。駅の裏側に雑草の生えた空地が広がっていて、ガソリンスタンドのお兄さんに行き方を聞くもわからずじまい。線路を隔てて駅舎の反対側にあるため10分ほど迷ってやっと小道を見つけました。
(正確に言えば小道はあったけれども本当に狭い道で、入って大丈夫かと一回通り過ぎて戻ってきたのでした)

 

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2003年1月に登録文化財第47号に指定。蒸気機関車が走っていた時代、1939年に給水施設として作られました。中にはポンプ設備が残っているそうです。

 

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文化財庁のサイトより。なんだかかっこいい~。

 

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雑草で見えなかったのですがいきなり池のようなものが現れてあぶない、あぶない。新しく整備したように見えますね。初代の駅舎はこのあたりにあっただろうと推測されています。給水塔をよく見ると、ところどころに銃弾の跡があり、朝鮮戦争のときのものだということです。原っぱで忘れ去られたように、けれどもずっしりとした存在感を持つ給水塔。いろいろな人の往来を見てきたのでしょうね。

地図を駅から見て左側、ガソリンスタンド(現代)のある道を線路を横切って小川に沿って行くとたどり着けます。行かれる方はご参考まで。

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