益山・杜洞教会旧本堂

全羅北道(チョルラプット)益山(イクサン)杜洞里(トゥドンニ)。見えているのに入口になかなかたどりつけないで、路地を入ってなんとか探して入った田舎にある小さな教会です。この建物のすぐ隣には西洋風の立派な教会が建っていています。

 

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杜洞(トゥドン)教会はハリソンという宣教師が設立、本堂は1929年に建てられました。トタン屋根が珍しいといえば珍しく、一見ぱっとしない小さな韓屋スタイルの教会にすぎませんが、中に入ると…

 

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90度の角度で部屋が完全に分かれています。写真を撮っている位置に講壇があり、各部屋の人たちは互いに見えないようになっています。

 

 

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これは、儒教思想に基づいた男女別学の考えが建物に反映されたため。1911年に朝鮮教育令が公布されて男女共学になったのですが、儒教の伝統を残しながらもキリスト教の教えを男女一緒に受けられるよう工夫した結果こうなったのでした。儒教ミーツキリスト教。その融合の過程が見られる建物として歴史的価値があるといわれています。

 

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ハングルの聖書は縦書きですね。

 

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個人的に韓屋にこういったランプなど洋物があると、その組み合わせが素敵なので見ていてあきません。韓屋独特の木のうねうねも大好きです。まるまる西洋の教会よりこうして韓国の伝統家屋のスタイルがはいったり、中国なら漢字がたくさんある、そういうのが好きですねー。

 

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この松の木も村の歴史を静かに見守ってきたのでしょう。

 

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教会の横にはやぐらが。鐘がついていますね。

 

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「私が5歳くらいだったかな、その時は真ん中に布をひいて、男女お互い見えないようにしていた記憶があるね。いつからかその布がなくなって顔は見えるようになったけど、別々に座ってたね。…教会は抗日運動の中心にもなったね、当時教会はそういう役割があったからねえ。」

と、話しかけてきたおじいさんは、あんまりていねいに教会や村の歴史を語ってくれるので教会関係者かと思いましたが、教会近くの住民。建物を見ようと結構人が来るので、その都度ガイドをしているとのこと。

生まれてからずっとこの杜洞里に住んでいて、元気でいられるのも神様を信じているからとだんだん話が熱くなってきました。結局立ち話を十数分。まあ、貴重なお話を聞けたのですからよし。

 

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韓国基督敎(キリスト教)史跡第4号書いてあります。どうやらそういった史跡を巡るコースがあるみたいですね。こういった史跡巡礼を楽しむブロガーの記事を多く見かけました。韓国と西洋のミックスした面白い建物がたくさんあるので、機会があれば追いかけていきたいものです。

いかんせん、地方にちらばっているのでなあ。

 

 

 

 


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