益山・旧細川農場家屋

全羅北道(チョルラプット)益山(イクサン)春浦里(チュンポリ)。日本統治時代には日本人経営の大農場が広がっていた地帯です。2005年11月に登録文化財第211号に指定された旧細川農場家屋は、なんといってもその農場主が細川護煕前首相の祖父・細川護立(ほそかわもりたつ、1883~1970年)というのが興味をひきます。日本人に電話口などで夫の名前を説明するときはいつも「ひは、総理大臣だった細川護煕のひろです。」というと一発で通じるので、私の日常生活ではよく出てくる、細川護煕前首相。その祖父が全羅北道で農場経営していて、その土地を管理していた農場長の江藤という人が建てた日本家屋が残っていると聞いたときは驚きました。

 

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1904年、細川氏は15万ウォンを投資してこの地域に進出、1909年に850町歩の土地を確保して大場村(おおばむら)を作りました。最盛期には3,000町歩(1,500町歩という資料も見られました)にも達したそうです。建物は1940年代に細川農場内に建てられた2階建ての木造建築、何年か前に補修工事が行われ、その時は木のそのもの色でしたが、今回見たときは黒になっていました。

 

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写真はこちらのサイトから。人が住んでいなかったため、荒れていたのですがこのようになったのを数年前に知って、ずっと行こう行こうと思っていた場所でした。現在は人が住んでいて、家は塀でぐるりと囲まれており、庭は整備されて一部菜園になっているのが塀越しに確認できました。登録文化財のプレートが家の玄関近くに見えましたが、一般家庭なので一般公開もないですね。なので建物はまったく個人の自由なので、いつなくなってもおかしくないですね、ただこれだけ立派に修繕したのですから、当分壊すことはないと思います。

 

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写真左側に見えるバルコニーがとても印象的です。後付けかどうかはわからず。韓国人オーナーが住むようになったので、畳部屋はオンドルに改良されているとのことです。中の様子はこちら(現在の主人と同一かは未確認です)。

 

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写真は同サイトより。「大場村侯爵細川農場」とあります。細川護立がいたわけでなく、農場は農場長ナカハマクニヒコ、ヨシダタケオ、フルカワカシコ、そして江藤氏らが管理していました。近くには農場主任の官舎などもあります。

 

次の目的地に行くために、この家屋だけを見て春浦里を後にしました。春浦駅、細川農場精米所、今井農場家屋などなど見どころはたくさんあるのになあ、非常に残念!

 


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