2020年春川その1

江原道(カンウォンド)の春川(チュンチョン)は、ITX青春号に乗ってソウルの龍山(ヨンサン)から約1時間10分で気軽に行ける都市です。2015年から何度も行く機会があって大変親しみがあります。永住権取得のために必要だった韓国語能力試験の成績表、試験の申し込みを甘く見ていたらあっというまにソウルや京畿道(キョンギド)が埋まってしまい、あせって申し込んだのが春川でした。そんな用事でふっと行って来られるのもいいですね。もう二年近く前のことなのですね。月日が経つのは早いもの、つまり成績表は無効になってしまいました。
あ、春川名物のタッカルビ(鶏肉だけを炭火で焼いて食べる)もマッククスも大好きです。ベタすぎると思ってもやはり食べます、だっておいしいから。

※江原道にコロナウィルス感染者発生の前に行ってきました。
月1回取材のために江原道に行くのですが、道庁より先に具体的指示の連絡がなかったのは残念なことです(アラソ、ですかね。)

 


 

そんな春川、KTXから降りて駅を出ると殺風景な景色が広がっています。かつては駅の目の前に米軍の基地、キャンプペイジがありました。そして自然発生したピンク街(ケナリ村、チャンミ村、ナンチョ村)はそれぞれ1990年代後半、2007年、2013年に消えました。2003年あたりにムグンファ号に乗って春川に行ったときのことを今も思い出します。コンクリート壁と赤い部屋、ピンクの明かり。線路の上も歩いたっけ。
今、駅前は駐車場と広場になっています。赤と白の給水塔の周りは秋になるとコスモス畑に。そんな給水塔をこのアングルから、つまり駅の向かい側の町から見たのは今回が初めてでした。

 


 

新しい軍人アパートと古い軍官舎の対比。このタイプの単層住宅がまだ(地図上では)10棟残っていました。多分もうすぐなくなるのだと思います。間隔や位置が官舎や社宅(舎宅)好きにはたまりません(笑)

 


 

面白いのは、その軍人官舎をぐるりと囲むようにして旅館(旅人宿)があることです。そして角にクモンカゲ(個人商店、雑貨店)、その後ろに大きな木。季節が来たら緑がきれいでしょうね。

 


 


 

地方に来たらチェックするのは天父教の教会です。こちらは煉瓦色でしたが(真っ白が多いです)、鳩はいつものデザインと色。
大変小ぢんまりとしているのですが、この空へとすっと伸びた四角い塔のような教会がとても好きです。

 


 

繁華街に少しずつ近づいてきました。といっても、こちらは少し流行が過ぎてしまった建物のようです。通りには観光ホテルもあるのですがすっかり寂れてしまった雰囲気。“各種披露宴、宴会席完備”、左側の看板には“野外弁当”というメニューも。下宿もやっているようです。なんとも不思議なビルとなっていますね。
看板ひとつでも、いろいろな歴史を知ることができます。この通りは、あるときはとてもにぎやかだったのだろうと。街歩きはだから楽しいのですね。

 


 

こちらの汗蒸幕(サウナ)もきっとある時期には繁盛していたと思います。今も営業しているかはわかりません。おそらくやっていないのではないかと。

 

 
星を見つけるのも楽しい。
 

三角屋根のかわいい家。70年代くらいだと思います。春川の中央市場付近でバスで通り過ぎるときに似たような緑の三角屋根の家があって、おや??と思ったことがあるのですがどこだったかまったく思い出せません。もしかすると春川ではないかもしれません。

春川の、しばらくしたらなくなるかもしれない風景を中心に、あと二回ほど続きます。よろしくお願いします。